あなたの細胞が本来持っている細胞の能力を引き出す、革新的なアプローチ、インセリジェンス。
今回の記事では、USANAの科学者:ケビン・スペルマン博士による2016年の解説をもとに、インセリジェンス・テクノロジーについてご紹介します。
- 食物は、細胞に情報を伝えるメッセンジャー
- 細胞シグナル伝達による情報共有はどのように行われるのか
- あなたの細胞に間違った情報を伝える食物とは
- インセリジェンス・テクノロジーはどのように作用するか
- 細胞のストレスを除去
- インセリジェンスは細胞の強化トレーニング
- コードを解除する
- ケビン・スぺルマン博士について
*出典:USING NUTRITION TO SPEAK YOUR CELL'S LANGUAGE / USNANA InCelligence Pamphelet; USANA INCELLIGENCE, A NEW ERA OF NUTRITIONAL SCIENCE IS HERE(2016)
CELL SIGNALING TECHNOLOGY
(細胞シグナル伝達テクノロジー)
この3つの小さな言葉の中に、大きな意味が詰まっています。
USANAの新しい技術、インセリジェンス・テクノロジー (InCelligence Technology™) は、
栄養素と植物由来の生体分子を使って、特定の細胞シグナル伝達経路をターゲットにして、
あなたの細胞が本来持っている細胞の力を引き出すために情報コードを解除する、革新的なアプローチです。
これはまるで口先だけで言っているように聞こえるかもしれません。
しかし、幸いにも、ユサナ・ヘルス・サイエンス社の研究開発上級副社長であるケビン・スぺルマン博士(Dr. Kevin Spelman)は、細胞シグナル伝達テクノロジーがどのように作用するのかについて、次のように説明しています。
食物は、細胞に情報を伝えるメッセンジャー
「あなたが食べる食物の一口一口には、あなたの身体の細胞に対して、ある特定のメッセージを送り届けている、ということについて気づいているでしょうか。」
「すべての食物は情報です。」
スぺルマン博士は、続けて次のように説明しています、
「薄切りのオレンジを口に入れるか、それとも、クッキーを口に入れるかは、あなたが、あなた自身の細胞に対して、実際に、情報を送り届ける、ということなのです。」
「そして、それは、細胞に語り掛け、ある反応を誘発するという意味も含んでいます。」
細胞シグナル伝達による情報共有はどのように行われるのか
あなたが食べる食物の栄養素は、分子メッセンジャーとして働きます。
細胞がそのメッセージを受信すると、あなたの身体の広大なコミュニケーション・ネットワークである細胞シグナル伝達経路を使用して、そのメッセージが身体全体の隅々にまで運ばれます。
あなたの細胞は、数え切れないほどの重要な生物学的機能を行っており、それらをON/OFFに切り替えることのできるシグナル伝達を通じて、常にコミュニケーションを取っています。
これらの機能は、体内を循環する血液の流れを維持し、筋肉を伸ばしたり収縮させたり、脳を使って問題を解くなど、様々な体内活動を維持するために必要な動力を供給しています。
あなたの細胞に間違った情報を伝える食物とは
食物は、あなたの細胞が最適に機能し続けるために指図する良い情報メッセージを伝えることができます。
しかし、食物は、間違った情報を伝えることもあります。
あなたが食べるものは、それがスライスしたオレンジかクッキーかに関わらず、あなたの細胞に情報を送信しています。
「オレンジがあなたのDNAにどんなメッセージを伝えているでしょうか?」
「そして、加工されパッケージ化されたチョコレートチップのクッキーは、あなたのDNAにどんなメッセージを伝えているでしょうか?」
と、スぺルマン博士は訊ねます。
健康的な食品を選択することであなたの細胞に良い情報を送り届けることができるように、食生活の選択が悪いとあなたの細胞に間違った情報を送ってしまう可能性があります。
「あなたの身の回りに存在する、あらゆる人工物を思い浮かべてみてください。」
「それはたとえば、私たちが消費する加工食品や、私たちの食べ物に入っているすべての殺虫剤、そして、ポリエステル・スクロースのようなスナック食品に使用されているすべての無意味な分子といったものです。」
「それらを食べるということは、あなたの細胞が未だかつて見たことがないような代物を、あなたの細胞に紹介しているようなものです。」
細胞同士はコミュニケーションを取っています。細胞シグナル伝達を通して、間違った情報を送信していませんか? 例えば、添加物の入ったクッキー、殺虫剤・農薬・人工化学薬品・防腐剤のついた食材なども、細胞に誤った情報を伝えてしまいます。
続けて、スぺルマン博士は言います、
「農薬や防腐剤などの新しい性質の分子は、あなたのDNAに、どのように間違った情報を与えるのでしょうか?」
スぺルマン博士は、「本質的には、私たちの身体は、このような間違った情報をどうしたらいいのかよくわかっていない」と説明しています。
あなたの食生活の選択の仕方によって、あなたのDNAに間違った細胞シグナル伝達が発せられてしまい、細胞内で深刻化することがあります。まずは食生活を確認しましょう。
「このような間違った情報や混乱があれば、身体の細胞の深層部分で、一貫して間違ったシグナル伝達が起こることになります。」
「この間違った情報は、潜在的にマイナスの結果につながる可能性があります。」
「こうなると、あなたは日々の食事の選択で、あなたのDNAにむちゃなことをしている、ということになります。」
「なので、あなたが良い栄養素を選択していることを、自分自身で、予め確認することが重要です。」
「こうすれば、あなたのDNAは良い情報を受け取ることになります。」
インセリジェンス・テクノロジーはどのように作用するか
USANAのインセリジェンス (InCelligence™) 製品は、健康を最適化するシグナル伝達経路に特定の影響を与えるために、高度にターゲット化された栄養素を使用して、細胞に肯定的な情報を送信します。
「インセリジェンスで使用されている細胞シグナル伝達テクノロジーは、シークレット・チェンバー、つまり、秘密の部屋を開く特別なコードと照らし合わせることができます。」
と、スぺルマン博士は言います。
「インセリジェンスの栄養素が細胞の部位で受信されると、健康を保護し再生する分子プロセスのためのシグナル伝達経路をONにするか、または、活性化するための情報コードのように働きます。」
「私たちの身体は自然にこれらのプロセスを行っていますが、加齢やその他の生活習慣の要因によって、こうしたプロセスが遅くなっていく可能性があります。」
「インセリジェンスは、これらのコミュニケーション経路をサポートし、それらは最適に機能しているため、長期的に渡って間違ってきた情報をクリーンナップするのに役立ちます。」
細胞のストレスを除去
インセリジェンスが影響力を与えるプロセスには、あなたの体内の細胞同士で繰り広げられる、幅広いコミュニケーション・ネットワーク
があります。
一つのパワフルな例としては、内因性抗酸化物、つまり、あなたの体内で作り出される抗酸化物質があります。
それはまた、細胞内で自然に作り出される抗酸化物質の生成をサポートすることです。
スぺルマン博士はこう説明します、
「あなたは、自分の細胞がストレスを感じている、ということに気づいていましたか?」
「その一つのストレッサーは酸化であり、それはフリーラジカルの発生と関係があります。」
「何十年もの間、ナチュラル・プロダクツ産業は、血中に流出しているフリーラジカルに対処するために必要なのは食物性抗酸化物質である、と考えていました。」
「今、私たちは、それがもっと複雑であるということを知っています。」
「食物性抗酸化物質は、健康状態を維持するのに役立つ役割を果たします。」
「しかし、ほとんどのフリーラジカルは、実際には細胞の内部にあるのです。」
「フリーラジカルによって、細胞の内部は、ダメージを受けることになります。」
「これらの新しい洞察によって、私たちの科学が示していることは、特定の抗酸化物質が実際にNrf2遺伝子を活性化できる、ということです。」(※)
「Nrf2遺伝子は、細胞に自らの内因性抗酸化物質の産生に関する応答システムを活性化させます。」
「それによって、すべての細胞は、外部からの防御に依存するよりもむしろ、細胞それ自体を守ることができるのです。」
「フリーラジカルは細胞にダメージを与える元になるため、私たちはフリーラジカルの活性を抑制しているのです。」
インセリジェンス製品は、健康的な免疫応答システム、細胞の再生、間接の健康、バランスの取れた解毒をサポートするなどのプロセスを含む、体内の他の多くの非常に強力なメカニズムと関係を持ち、それらの細胞コミュニケーションを利用しています。
インセリジェンスは細胞の強化トレーニング
日々の生活のストレスは、体内の細胞に対して、確実に、大きなダメージを与えています。
そして、人は皆、それぞれにライフスタイルが異なり、食事や運動の習慣、生活環境も異なるため、他よりも多くのサポートが必要です。
「自らを保護し再生するという、自然な能力を積極的に促進することによって、あなたの細胞は、回復力を維持し、困難な状況に順応する能力を維持していくことになります。」
と、スぺルマン博士は指摘します。
「これにより、細胞はできるだけ効果的に、あなたの個人のニーズに適応し、応答することができるようになります。」
コードを解除する
– UNLOCK THE CODE –
インセリジェンスは、細胞の言語を話すことによって、誤った情報や混乱を解消し、ノイズを打ち破る機能として役に立ちます。
あなたの生来持っている細胞の知性の力を活用することで、インセリジェンスは、生命力に満ち溢れた活気ある健康状態にするために、今まで制限されていたコードを解除します。
そして、これは、ほんの始まりにすぎません。
スぺルマン博士は、次のように述べています、
「これは非常に最先端の栄養科学です。」
「これはまだ、氷山の一角を見ているだけなのです。」
「USANAの科学者、チーム全員が、細胞シグナル伝達の研究を更に進めることを、約束しています。」
「USANAは、新製品の開発へのアプローチを変更ました。」
「そして、これまで以上にバーを上げた!と言っても過言ではない。そう、思っています。」
ケビン・スぺルマン博士について
Dr. Kevin Spelman, PhD, MCPP
ユサナ・ヘルス・サイエンス社・研究開発上級副社長
Kevin Spelman, PhD, Executive Vice President of Research & Development, USANA Health Sciences Inc.
ケビン・スぺルマン博士は、分子生物学、植物性医薬品臨床治療学、新製品開発に関する国際的に著名な科学者です。彼は約20年に渡り、研究者として臨床的な植物療法を実践してきました。
彼は、国立衛生研究所の博士研究員と欧州連合のマーキュリー研究員の時代に、27本の科学論文を発表し、共同研究における科学論文の6つの章を担当しました。
スぺルマン博士は、補完代替医療に関するホワイトハウス委員会にて助言を行い、最近では、ホワイトハウス科学技術政策局の微生物学に関するカンファレンスにおいて、ユサナ・ヘルス・サイエンス社の R&D (研究開発グループ)の代表者として招かれています。
博士は、カンナビノイド受容体、脳や卵巣癌の分子生物学、臨床検査、免疫学研究、複数の薬草に関する化学分析などの研究プロジェクトに参画しました。
*本記事は、USNANA InCelligence Pamphelet (ユサナ社・インセリジェンス・テクノロジー・2016年版パンフレット/英語版)に寄稿された文章を日本語版に翻訳したものです。
※ Nrf2遺伝子は、細胞の酸化還元バランスを制御する主な調節遺伝子(regulator)である核転写因子。Nrf2は、ヒトゲノムの中の500を超える遺伝子の転写に関与しており、その大部分は保護機能を有する。このタンパク質は体内のすべての細胞で低レベルで発現され、腎臓、筋肉、肺、心臓、脳でも最も高い濃度が見られる。Nrf2は、高度に調整された内因性抗酸化物質活性の刺激によって、酸化還元バランスを調える能力で最もよく知られている。有害な生体異物や重金属を除去する解毒メカニズムを活性化し、主要な抗炎症制限を生じさせる。また、ミトコンドリア生合成を刺激し、ミトコンドリア機能を改善する働きも持つ。
(cf; P47, Nrf2 and Redox Balance, TRANSCRIPTION FACTORS ~ GATEWAYS TO EXPRESSION / NutriSearch Comparative Guide to Nutritional Supplements™ 6th Edition)
*These statements have not been evaluated by the Food & Drug Administration. This product is not intended to diagnose, treat, cure, or prevent any disease.
*これらの記述はFDA(米国食品医薬品局)によって評価されていません。この製品は病気の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
*ユサナは、最高品質の製品を製造し、その内容成分量を保証しています。ご自身やご家族の皆様に正規品をご利用いただくため、ユサナ製品は、ユサナアソシエイトまたはUSANA.comからご購入いただきますよう、お願い申し上げます。
*本品は、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
*この文章は食品医薬品局(FDA)の評価を受けておりません。この製品は疾病の診断、治療、治癒、予防を目的としたものではありません。
米国本社のUSANA Health Sciences. Inc. が米国で提供している栄養製品 と、日本のユサナ・ヘルス・サイエンス・ジャパン合同会社が提供している栄養製品では、配合成分が異なります。その主な理由は、各国間によって薬事法や医薬品基準等が異なるためです。 日本国内で販売している栄養製品も、米国本社が販売している製品と同様 に、米国の医薬品GMP基準を順守し、且つ、米国食品医薬品局(FDA: Food and Drug Administration) に「医薬品製造施設」として認定された米国本社の自社工場で製品を生産しています。 本記事は、米国本社の情報を翻訳しつつ、日本の読者の皆様に向けて加筆・編集しています。尚、記事の掲載内容については、ユサナ・ヘルス・サイエンス・ジャパン合同会社 (USANA Health Sciences Japan LLC )に確認をいただいております。